御菓子司 かつら屋
2018年2月訪問
現在、富田林市の北部、喜志駅周辺の和菓子屋さんといって思い浮かぶのは、駅近くの「和菓子工房 あん庵 富田林喜志店」、外環沿いの「むか新 富田林店」、そして国道170号の旧道から少し石川の方に行くと左手に見えるこちらの「御菓子司 かつら屋」さんの本店ではないでしょうか。御菓子司 かつら屋 本店(富田林市) |
店の前には今販売中の季節の和菓子などをアピールする幟やポスターがあるので、前の道を通るときはどうしても見てしまいます。さらに気になる「大阪産(もん)」の表記...
「大阪産(もん)事業者の歴史」によると、1964年(昭和39年)に八尾市で創業されたかつら屋さんが、本店と工場をこの富田林に移転されたのが1988年(昭和63年)だそうで、喜志エリアにある和菓子店3店舗の中では最も古いです。
壁には「河内もなか」の文字 |
建物の横には大きく「河内もなか」と書かれていて、店の正面には季節ごとのおすすめ和菓子を記した幟などがあり、わりと遠くからでも和菓子屋さんとわかります。
和菓子のショーケース |
店内に入ると、正面から左側と、奥に向けてL字型にショーケースがあり、主に正面がメインの和菓子、そして奥に向けては洋菓子もあります。
プリンなどの洋菓子も |
また、右手には棚があってこちらにも様々なお菓子が並べられています。この時は2月だったので雛祭り関連の商品が多数取り揃えられていました。
多数の賞状 |
今現在、「御菓子司 かつら屋」さんは、ここ富田林店を本店として、柏原市の柏原店と、古市駅近くの近鉄プラザ店の支店があります。また、道の駅しらとりの郷・羽曳野「タケル館」や、農産物直売所「よってって 羽曳野店」でも主要商品を取り扱っています。
かつら屋のお菓子
かつら屋さんのホームページによると、創業当時から「厳選した国産素材にこだわる」、「無添加で安心できる御菓子」を第一に掲げ、本物の味にこだわり続けてきたそうで、大阪産(もん)、その中でも地元河内の材料を使った商品が多数あります。というわけで、今回は大福などの季節の御菓子と南河内関連の銘品をチョイスしてみました。
季節の生菓子 |
まずは、餅・大福系ですが、写真右上の「みかん大福」(200円)以外の3個は「朝生セット」(480円)になっていたものです。
一番人気いちご大福 |
そして、店頭でも大きく宣伝されている春限定の「いちご大福」(230円)です。日本一と称される滋賀県産羽二重餅で長崎産ほのかを丸ごと包み込んでいる、こちらの一番人気商品だそうです。
大阪産(もん) 大阪河内のいち押し |
「大阪産(もん) 大阪河内のいち押し」は河内名産のイチジクの餡を、とら模様の三笠皮で挟んだいわゆる「どら焼き」、というか「とら焼き」で、イチジクの食感も美味しさの秘密。
河内銘菓 楠公巻 |
「楠公巻」は香ばしく焼き上げたカステラ風の皮で粒餡をくるりと巻いたお菓子で、中の餅もいい感じです。
風土菓子 河内もなか |
建物の横にも大きく書かれていた「河内もなか」がこちらです。北海道産手亡豆餡に、厳選したぶどうを加えじっくりと仕上げた餡を、特製のもなか皮に詰めたもので、写真ではわかりませんが、ぶどうの葉の形をした最中です。上品でほのかな甘みの餡はぶどうを感じられます。昭憲皇太后御祭神表彰銘菓賞受賞、お伊勢さん菓子博金菓賞受賞だそうです。
なお、「河内もなか」は大阪府公認「大阪産(もん)」の中でも50年以上に渡り愛されている「大阪産(もん)名品」に登録されています。
河内ぶどう饅頭 |
こちらも地元名産のぶどうを感じられる「河内ぶどう饅頭」です。饅頭でもぶどうをを楽しめるのも南河内ならではかと思います。
●御菓子司 かつら屋 ホームページ(通販あり) →http://www.e-katsuraya.com/
●御菓子司 かつら屋 Facebook →https://www.facebook.com/Kawachimonaka/
アクセス
近鉄長野線「喜志」駅からのルートは、東ロータリーから東に約200mの「喜志南」交差点を右折。国道170号線(旧道)に入り約650m進み、「中野町3丁目」交差点を左折して東に約100m左側です。駐車場 |
車では国道170号線(旧道)の「中野町3丁目」交差点から東に約100mです。駐車場は店舗正面向かって左にありますが、すぐ左は月極駐車場なので、更にその左側です。「お客様専用駐車場」の看板が目印。太子町方面からは府道32号線「太子町南」交差点から西に約1.5kmです。
なお、「中野町3丁目」交差点を300mほど北に行くと「お菓子処 ミナトヤ」さんがあります。
御菓子司 かつら屋 富田林本店 (和菓子 / 喜志駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.2
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