【道の駅かなん】くるみだんご ・河南町の秋祭りでも食された伝統食

南河内の郷土菓子

大阪府南河内郡河南町神山にある「道の駅かなん」では、地元河南町で採れた野菜の直売コーナーが人気ですが、野菜以外にも様々な地元の食品が販売されています。例を挙げると、河南町内で作られた焼き菓子やポン菓子、千早赤阪村の蒟蒻、ベーコンなどがありますが、パンや弁当・巻き寿司、和菓子類は道の駅オリジナルのようです。

そこで今回は、和菓子コーナーで見つけた季節限定っぽい「くるみだんご」を購入してみました。

道の駅かなん くるみだんご
道の駅かなん くるみだんご

道の駅かなんでは、喫茶コーナーの隣にパンや和菓子が並ぶ棚があります。こちらの和菓子コーナーはほぼ餅と団子がメインで、以前に食レポした「よもぎ大福もち」は何度も購入していますが、今回のくるみだんごは初めてでした。


●道の駅かなん 公式Twitter →https://twitter.com/kananeki


くるみだんご

商品棚を見渡すと、くるみだんごの隣には「くるみ餅」もあって、どちらも“クルミ”から連想される茶色ではなく黄緑色の餡のようなものがかかっているのがわかります。

道の駅かなん くるみだんご
くるみ餅とくるみだんご

POPをよく見ると、“くるみ”の名前の由来が書かれていました。それによると、「くるみだんご」や「くるみ餅」の“くるみ”とは、ナッツの“クルミ(胡桃:Walnut)”ではなく、餡で団子や餅を“包む(くるむ)”から、“包み(くるみ)”だそうです。そして餡が黄緑色なのは、クルミや小豆ではなく枝豆を使用しているから、という訳です。

この辺りでは、水田の畔に枝豆を植えて稲刈りと一緒に収穫し、秋祭りの日に各家庭で枝豆の「くるみ餡」を作って食べる風習があるそうです。

道の駅かなん くるみだんご
くるみ餡で“包んで”そうぞ!

道の駅かなんのくるみだんごは、ちょうど一人前ほどの団子(6個位?)にくるみ餡をかけた状態でパックされていて、添付の楊枝ですぐに食べることが出来ます。

早速餡で団子をくるんで食べると、団子のモチモチ食感とほど良い甘さ、そして独特の風味が広がって美味しくいただきました。


緑色の餡といえば、東北地方の「ずんだ」が有名ですが(枝豆やそら豆を使うそうです)、南河内のお隣である大阪府堺市では、和菓子店「かん袋(かんぶくろ)」さんの「くるみ餅」が名物として知られている他、和菓子チェーンの「むか新」でも枝豆餡を使った「あぜ餅」があるので、枝豆餡は大阪(関西?)でも古くから食されてきたようです。


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