石橋徳栄堂 本店(松原市) ・河内名物「半夏生だんご」ならこちら

石橋徳栄堂

2020年7月訪問
夏になると食べたくなる和菓子、といえば「葛饅頭」ですが(個人の感想です)、今回は以前に松原市の大堀付近を通りがかった際に発見しつつ寄れなかった「御菓子司 石橋徳栄堂」さんに立ち寄ってみました。

石橋徳栄堂 本店(松原市)
石橋徳栄堂 本店(松原市)

石橋徳栄堂さんは、松原市北部、大和川の南側で近畿自動車道、西名阪自動車道、阪和自動車道、阪神高速14号松原線を接続する松原ジャンクションのすぐ近くにある和菓子店です。

以前に、近鉄南大阪線「恵我ノ荘」駅近くにあるパティスリーバロンさんの本店を訪問した際に、駅前で見かけたのが支店ということで、大堀にあるこちらのお店が本店ということになります。


お店は、以前に国道309号の「三宅新道」交差点から真っすぐ東に進み、松原ジャンクションの下に出るすぐ手前にあったのを記憶していました(約2km)。ジャンクション方面からだと100mほどの交差点の角なので分かりやすい場所といえます。

石橋徳栄堂 本店(松原市)
店頭の様子

店頭には様々なおすすめ商品が書かれた幟や貼り紙があり、お店に入る前から何を買うか迷います(笑)。

石橋徳栄堂 本店(松原市)
生菓子コーナーなど

店内は正面にカウンターがあって、右手の棚には進物用のセットなどが陳列されています。また、窓側には生菓子のコーナーがあり、だんごや餅、赤飯などが並んでいます。

石橋徳栄堂 本店(松原市)
カウンター

カウンターのショーケースにも三笠や水羊羹など、和菓子屋さんの定番もしっかり品揃えされているようでした。今の時期は、葛まんじゅう、本わらび餅、半夏生だんご、若鮎、水羊羹などがおすすめでしょうか。

徳栄堂の和菓子

今回は、訪問した7月上旬にぴったりな商品を購入してみました。

石橋徳栄堂 本店(松原市)
葛まんじゅう

「葛まんじゅう(3個入)」(300円・税込)は、透明の生地で餡を包んだ、見た目も涼やかな夏の生菓子。一般的に生地はくず粉で作られていて、中の餡はこし餡のものが多いようです。岐阜県大垣市には「水まんじゅう」という似た名物があります。

石橋徳栄堂さんでは1個当たり100円というリーズナブルな価格で、注文すると冷蔵庫から出して来られます。

石橋徳栄堂 本店(松原市)
こし餡と餅入り

冷たく冷やした透明の生地のつるんとした食感と、程よい甘さのこし餡が夏にぴったりの美味しさ。こし餡の中には餅も入っていました。

石橋徳栄堂 本店(松原市)
半夏生だんご

「半夏生だんご」(400円)は、河内名物の半夏至の頃に作られるお菓子です。

半夏生(はんげしょう・はげっしょ)とは夏至から11日目の7月2日頃のことで、河内(特に南部?)では田植えを終えたこの時期に、1年の農作業の半分が終わったことを祝ってみんなで食べる風習があり、田植もちとも言うそうです。

かつては小麦を皮ごと粉に挽いていたため褐色で、出来上がった餅の形が猫の丸い背中に似ていたことから、「あかねこ餅」とも呼ばれています。そういえば富田林の寺内町や河南町の道の駅では「あかねこ餅」という名で販売されていた記憶があります。

石橋徳栄堂 本店(松原市)
だんごの塊ときな粉2袋

半夏生だんごは餅と小麦粉を練っただんごで、きなこ等を塗していただくのが基本のようです。石橋徳栄堂さんの半夏生だんごは、パックの中に板状の塊で入っているのでお好みの大きさにちぎり、付属のきな粉を塗していただきます。

石橋徳栄堂 本店(松原市)
きな粉をかけて完成

ほど良い弾力のだんごに、きな粉の風味や甘味といった素朴な味わいで美味しいです。シンプルな素材なので、きな粉以外にも餡子や黒蜜、その他甘いジャムやソース的なものでアレンジできるかも...

アクセス

松原ジャンクションの西側、阪神高速の下で府道186号大阪羽曳野線や府道187号大堀堺線が交わる交差点から府道187号を南西に約100m。東除川を渡ってすぐの交差点角。駐車所は無いようです。

松原市立恵我小学校の北東なので、公共交通機関では市内公共施設循環バス「ぐるりん号」を利用し、「恵我小学校」バス停で下車し東に約70mです。

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