【若菜屋】五山の灯 ・夏の京都をイメージした水まんじゅうの詰め合わせ

夏の京都といえば...

今回は、みんな大好き「いただき物」シリーズということで、京都の和菓子店である若菜屋さんの水まんじゅう詰め合わせ「五山の灯(あかり)」をいただきました。その名前はもとより、見た目からも夏の京都に思いをはせることの出来る和菓子となっています。

若菜屋 五山の灯
若菜屋 五山の灯

若菜屋さんの商品は初登場ということで、お店について少し調べてみると...若菜屋さんは1927年(昭和2年)に京都の千本丸太町で創業された和菓子店で、現在は「若菜屋本家 株式会社」として京都府京都市中京区御池通油小路西入式阿弥町に本社を置いています。看板などには「京都栗菓匠 若菜屋」とあるように、「代表銘菓 栗阿彌(りつあみ)」をはじめとした栗を使った和菓子が有名なようです。

ホームページによると、この「若菜屋」という屋号は、琴の音色を好んだ先代が筝曲「若菜の里」より名付けたものだそうで、「先代が栗で有名な丹波篠山の出身であったこと、そしてその妻もまた、丹波園部で三百年続いた菓子屋の娘であったことから、栗を使った和菓子を中心におつくりし、ご提供してまいりました。」とあります。

現在の店舗は本社のある御池本店をはじめ、四条祇園店、一乗寺店、二条店、四条西洞院店、亀岡店(工場併設店)、深草店、醍醐店といった京都府内の店舗の他に、大阪府茨木市の茨木店もあります。


五山の灯

若菜屋さんは栗を使った御菓子で知られていると書きましたが、夏場は水まんじゅうや水羊羹なども人気のようで、この五山の灯は3種類の水まんじゅうをセットにしたものです(「京・風流菓」とも表記されています)。

若菜屋 五山の灯

当商品は「なめらかな葛でこしあんを包んだ3種の水まんじゅうで京都・五山の送り火を表現しました。」ということで、毎年8月16日に行われ夏の夜空を彩る夏の京都の風物詩「京都五山送り火」をイメージしています。もう少し詳しく見ると、中央の青は鴨川を、上方の朱は大文字・五山送り火を、下方の緑は京の山並を表しているそうです。

ちなみに、京都五山送り火はお盆の精霊を送る伝統行事で、東山の「大文字」、松ケ崎の「妙」と「法」、西賀茂の「船形万灯籠」、大北山の「左大文字」、嵯峨の「鳥居形松明」が点ります。なお、これら5つの送り火は全て京都市登録無形民俗文化財に登録されています。

※今回は、五山の灯の原材料表示などが書かれたものを紛失してしまったようで、個々の商品名など不明な点も多いのであしからず...

若菜屋 五山の灯
水まんじゅう

「水まんじゅう」は、若菜屋さんの水まんじゅう系御菓子の基本となる商品のようで、ホームページには「風味豊かな小豆を炊き上げ、丁寧にまるめたこしあんを口あたりなめらかな葛でやさしく包みました。」とあります。

若菜屋 五山の灯
水まんじゅう 柚子?

緑(黄緑)の水まんじゅうは柚子のような柑橘系と思われる味わいでさっぱりとした後味でした。

若菜屋 五山の灯
水まんじゅう ?

青(青緑)の水まんじゅうも緑と同様にさっぱりとした味わいでラムネのような爽やかさ...だった気がします(笑)。


いずれにしても、夏の京都の風物詩である五山送り火をイメージした涼和菓子の詰め合わせということで、爽やかで上品な甘さとつるんとした食感で美味しくいただきました。

なお、若菜屋さんの水まんじゅう系の商品の販売期間はだいたい8月末頃までだそうです。

●京都栗菓匠若菜屋 公式ホームページ →http://www.wakanaya.jp/


にほんブログ村 グルメブログ グルメ情報へ

コメント