味大かまぼこ(藤井寺市) ・道明寺天神通り商店街で古墳型てんぷら「KOFUN天」を

味大かまぼこ

2020年3月訪問
今回のレポートは珍しくベーカリーでもパティスリーでもないジャンルのお店で、藤井寺市の道明寺駅近くにある蒲鉾店「味大かまぼこ」さんです。蒲鉾店というと、蒲鉾の他に、竹輪やてんぷらなどといった、いわゆる練り製品を製造販売するお店ですが、最近ではこれらをスーパーで購入する人が多いのではないでしょうか。商店街などにあるこちらのようなお店は、特に南河内では珍しいと思われます。

味大かまぼこ(藤井寺市)
味大かまぼこ(藤井寺市)のKOFUN天

日本人にお馴染みの練り製品について改めて調べてみると...主原料となる魚のすり身に食塩を加え、練って整形し、さらに加熱した歯応えや弾力のある食品を「魚肉練り製品」などと呼びます。代表的なものに、かまぼこ、ちくわ、はんぺん、てんぷら(揚げかまぼこ)、伊達巻、さらに魚肉ソーセージなどがあります。近年では欧米でも「Surimi」と呼ばれ、日本食ブームや健康ブームの追い風もあり需要が高まっているそうです。



味大かまぼこさんは、道明寺天満宮道明寺の参道として今も賑わう道明寺天神通り商店街の一角にあります。

味大かまぼこ(藤井寺市)
西側から

お店のFacebookなどによると、開業は1970年(昭和45年)とのこと。開店以来、地元の人だけでなく道明寺や天満宮に参拝する人々にも好評だそうです。

味大かまぼこ(藤井寺市)
東側から

お店の位置的には「道明寺」駅と道明寺天満宮の中間ぐらいで、駅から天満宮方面へ向かって歩くと、左手に店舗があります。

味大かまぼこ(藤井寺市)
KOFUN天

藤井寺市観光サイトによると、味大さんでは「鯛、鱈、鱧などSAランクの上質なすり身だけをブレンドし、昔ながらの石臼で丹念に練り上げ、味大独自の味付けで1枚1枚手造りで仕上げております。」とあります。

店頭のショーケースには美味しそうな練り製品が多数並んでいますが、結構目立つように「KOFUN天」のポスターなどがあちこちに貼られています。昨年夏に、百舌・鳥古市古墳群がユネスコの世界文化遺産に登録されたので、この前方後円天ぷらは練り天ファンだけでなく古墳ファンにも注目されていると思われます。

Facebookの過去の画像を見ると、藤井寺市の公式マスコットキャラクター「まなりくん」の焼印を押した「まなりくん焼」や、前方後円墳型の「もずふる」といった商品もあったようです。

味大かまぼこ(藤井寺市)
包装紙

正統派蒲鉾店として、かまぼこ、ちくわ、天ぷら、厚焼・梅焼、あんぺいなどもあるようです。「あんぺい」とは、鱧(はも)を主原料とした関西の夏の食べ物で、関東・東海地方でよく食べられる鮫(サメ)を主原料とし、ヤマノイモなど混ぜて造る「はんぺん」とは別だそうです。

●味大かまぼこFacebook →https://www.facebook.com/ajidai.1970/

味大の練り製品

今回は古墳見学はしていませんが、やはり気になる「KOFUN天」を購入させていただきました(笑)。

味大かまぼこ(藤井寺市)
KOFUN天紅しょうが

「KOFUN天紅しょうが」(180円・税込)は、白いてんぷらにみじん切りの紅生姜の赤が映える大阪ではお馴染みの練りてんぷらで、独特の風味が美味しい。

味大かまぼこ(藤井寺市)
KOFUN天きくらげ

「KOFUN天きくらげ」(180円)は、紅生姜と同じく定番の練りてんぷらで、木耳がたくさん入っていて食感も楽しめます。

味大かまぼこ(藤井寺市)
KOFUN天たけのこ

「KOFUN天たけのこ」(180円)は、季節限定と思われる商品で、てんぷらの周りが良い感じの焼き色のような茶色になっていて、中には歯応えの良い竹の子が練り込まれています。

味大さんの徒歩圏内には仲津姫命陵(仲津山古墳)をはじめ、允恭天皇陵(市ノ山古墳)や、応神天皇陵(誉田御廟山古墳)といった古市古墳群の大型古墳があり、道明寺や道明寺天満宮もあるので見学や参拝のお土産にも「KOFUN天」も良いかと思われます。

アクセス

近鉄南大阪線「道明寺」駅前から道明寺天神通り商店街に入り、西に約100m。国道170号(旧道)の「道明寺」交差点からは東に約350mです。

なお、お店の前は天満宮方面から駅方面への一方通行で、専用駐車場はないようです。

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