天津甘栗・中国茶 七堂(富田林市) ・手土産といえば天津甘栗!?

甘栗の七堂

2019年3月訪問
「天津甘栗・中国茶 七堂」は大阪府富田林市若松町にある天津甘栗(てんしんあまぐり)のお店です。最近はあまり見かけなくなった感のある天津甘栗のお店ですが、富田林の中心部にしっかり残っています。そんな七堂さんは、石川に架かる金剛大橋方面から富田林駅前に向かう楠公通り沿いの、一旦取り壊されている?じゃんぼスクエア富田林の向かいにあります。

天津甘栗・中国茶 七堂(富田林市)
天津甘栗・中国茶 七堂(富田林市)

かなり昔からあり、創業は1967年(昭和42年)との情報もあります。そう言えば、この楠公通りは今でこそ金剛大橋方面から「本町」交差点への一方通行ですが、2011年(平成23年)までは2車線(片側1車線)で交通量も多く、さらにその前は国道309号だったはず。



そんな楠公通りから寺内町(じないいまち)方面へ向かう道の入口の角にある七堂さんは、赤い屋根と看板が目印です。

天津甘栗・中国茶 七堂(富田林市)
容量のバリエーションは豊富

対面販売式の店舗で、昔懐かしい感じの「天津甘栗」と書かれた赤い紙袋がサイズごとに並んでいます。価格は、300円、500円、1000円、1500円、2000円、3000円(税込)のラインナップとなっています。

天津甘栗・中国茶 七堂(富田林市)
石焼の釜

左手の方には甘栗を炒るための釜がありますが、これもなんとなく懐かしい感じです。

七堂の甘栗

今回は寺内町へ向かう途中だったので一番小さな300円のものを購入。後ほど休憩時にでも食べようと思いつつ家まで持ち帰ってしました(笑)。

天津甘栗・中国茶 七堂(富田林市)
これぞ天津甘栗の袋!

そもそも、天津甘栗とは何かを調べてみると...栗を熱した小石の中で砂糖をかけながら煎ったもので、渋皮がタンニンによって食用部分に密着せず、剥きやすく食べやすいシナグリが使われるそうです。

シナグリやその焼き栗は中国国内では北京が名産地として知られ北京名物ともされていますが、伝統的に天津港が海外への出荷拠点でだったので、「天津栗」や「天津甘栗」の名で日本に輸入されているそうです(天津市以外からの輸入物は中国栗と呼んでいるとか)。なお、中国での呼び名は「天津甘栗」ではなく「糖炒栗子」や「炒栗子」だそうです。

天津甘栗・中国茶 七堂(富田林市)
天津甘栗の剥き方

今ではスーパーなどに行くと、既に殻を剥いた天津甘栗が売られていますが、こちらのものはお店で炒ったもので殻付き。紙袋の裏には「天津甘栗の向き方」がイラスト入りで記載されています。

天津甘栗・中国茶 七堂(富田林市)
嬉しいおてふき入り

昭和世代くらいには懐かしい感じの炒りたての天津甘栗は、今もスーパーなどで売っている殻付きのものより殻がパリッと割れやすい印象です。中の栗自体も甘くて美味しい粒が揃っていた感じで、やっぱりお土産に喜ばれそうです。

アクセス

駐車場がないので徒歩でのアクセス方として、近鉄長野線「富田林」駅南口を出て左側の「本町」交差点を右(南東)へ約100m歩いた先の右側にあります。
車で行くには近くのコインパーキングなどを利用する必要がありますが、店舗前の道は一方通行のため車ではこのコースでは近付けず、「本町北」交差点などから一旦金剛大橋側に迂回する必要があります(この時はじゃんぼ工事中のためコインパーキングも使用できませんでした)。

七堂さんから駅に向かって楠公通りを100mほど行くと、和菓子の「御菓子司 柏屋葛城堂 本店」さんがあります。

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